年間2000時間超残業の香川県医師の残業代はいくらになるか
年間2000時間の残業を行っていた香川県の県立病院に勤める医師。
もちろん過酷な労働環境を改められるべきです。
しかしやはり気になるのは、残業代でいくら稼いだのか。
- 医師の給与を時給換算
- 当直宿直の仮眠の時間は給与支払いされるか
- 過労の危険ラインはどの位
医師不足から来る過度な残業。
最近、youtubeにアップされている医龍を見るのが楽しみです。
医師の給与を時給換算してみる
医師の平均年収は、1154万円になります。
そして平均年間労働時間は、2088時間(厚生労働省調べ)。
これを単純に時給換算すると、医師の時給は5526円。
年間2000時間の残業を、月ベースにすると月間約166時間となります。
時給の5526円に、残業手当(1.25)、月間残業時間166時間を計算。
月間の残業代は、114万6645円。
これを年間12か月で計算、年間1375万9740円になります。
果たして本当にこれだけの残業代は支払われていたのか。
当直宿直仮眠の時間は、給与支払いされるか
基本、宿直当直など労働から完全に開放されていない場合、
仮眠などの待機状態でも、労働として認められます。
これは、医師に限らずどの職業でも同様に認められるモノです。
労働の管理者により、労働を管理されている時間に当たるかがカギとなります。
仮眠中は、不活動労働時間として最高裁判所も労働時間として認めた例があります。
過労の危険ライン
月間80時間以上の残業が、継続的にある場合、危険ラインとなります。
いくら残業代、休日手当がつくからと言って、
無理して長時間労働を行うと、必ずいつか身体に限界が訪れます。
もし自分の健康状態を脅かすような労働環境である場合は、
管理者に改善を申し入れるか、転職を検討しましょう。